なぜかまわりに助けられる人の心理術

著者：メンタリストDaiGo
4.5

＜要約・ポイントのまとめ＞

＜目次＞

【1】あなたが頑張るのをやめればみんなが幸せになる

● 弱みを見せる人ほど他人から愛される

● 助けてもらう事で相手も幸せになる

● 自信が無いひとほど相手に何かしたい

【２】やってもらえる人の３つのルール

● 人間関係で頑張らない

　１．尽くさない
　　・相手を慣れさせない事が基本
　　・親切を少しやめるだけで立場が逆転
　２．強がらない
　　・「支えさせてあげる」事が基本
　　・ダメなところを見せて「共感」を得る
　３．頼まない
　　・相手の望む未来を「暗示」してあげる
　　・親切を少しやめるだけで立場が逆転

【３】やってあげたいと思わせる７つのトラップ

● 相手の「やってあげたい」を引き出す仕掛け

　１．先手を打つ
　　・5倍のレートでお返しがある
　　・スマイルマーク、一言付箋で十分
　２．相談する
　　・まずはアドバイスを求める
　　・恩は売るより「買う」べき
　３．お世辞を言い切る
　　・「褒められたい」「認められたい」人間の本能
　　・お世辞でマインドコントロール
　　・お世辞に感謝を加えれば最強
　４．自分の分担をアピール
　　・日本人の分担意識を利用する
　　・相手を思うなら何か分担させるべき
　５．曖昧にお願いする
　　・最初の条件は低く曖昧に伝える
　　・一度受け入れられたら断れない
　６．過去を引き合いに出す
　　・過去の話しをする３つのメリット
　　・スマホのメモ欄を上手に活用しよう
　７．急に黙る・目をそらす
　　・沈黙で相手に不安を与える
　　・常識を逆手にとるうまい視線のはずし方

【４】やってもらってばかりでも好かれる５つの習慣

● 自分も相手も楽になる「やってもらえるループ」

　１．感情(ストーリー)を伝える
　　・感情は会話をつなげる接着剤
　２．相手の話したい話しを聞く
　　・SNSで相手の興味を把握する
　　・手間がかかるほど相手はあなたの虜になる
　　・アドバイスをもらったら即実行＆共有
　３．自分しかいないと思わせる
　　・「得意」よりも「好き」をやらせてあげる
　　・口出し上司を黙らせる意外な方法
　４．小さくお返しをする
　　・目上の人には小さく細かくお返しを
　　・感情のないプレゼントは、何も書かれていない
　　・メッセージカード
　５．自慢してあげる
　　・やってもらったことをストーリーにしてみんなに知らせる
　　・「兄さん」「兄貴」に込められた強力な暗示

＜モテル男になる為の評価・レビュー＞

モテル男になる為には、相手から好きになってもらう技術が必要だ。

よく、モテるために「何でもできる男」を目指しガチだが、これは第一印象などで気を引く時に使える方法であって、それだけで女を惚れさせる事は難しい。

たとえば、モテている男には、いわゆるダメ男が多い。

では、なぜ彼らがモテるのか？
1日中グータラ過ごして、ギャンブルや酒におぼれている”最低な男”にベタ惚れしている女の心理はどうなっているのか？

実は、人はこちらから何かをやってあげるより、やってもらう方が好意を抱くようにできている。

好きになると、何かをしてあげたいという気持ちが強くなり、ついついこちらから色々とやってあげてしまうもの。
だが、これだと、こちらがどんんどん相手の事を好きになるだけだ。

もちろん、女の方も多少の好意を持つかもしれないが、問題なのはあなたの好意が大きくなることで、女との温度差が大きくなってしまう事にある。
これがフラれる原因なのだ。

つまり、女をあなたに惚れさせる方法は、この逆をやれば良いという事だ。
そのために、「やってもらう技術＝助けてもらう技術」が不可欠なのだ。

ではなぜ、やってもらうと惚れられるのか？
それは、相手を必要としてあげることで、相手の「自己重要感」を満たせるからだ。
また、やってもらった後にお礼を言う事で相手の「自尊心」も満たせる。

ほとんどの人間は、この「自己重要感」と「自尊心」を満たしたくて飢えている。
女が話しを聞いて欲しいのも、この２つを満たしたいからだ。

本書では、相手から自然にやってもらうように仕向ける心理テクニックが書かれている。実際、どれも使えるものばかりで、覚えていて損は無い。

モテる男になるために、ぜひ読んでみる事をお勧めする。